ウイルスや細菌などの異物(抗原)が体外から侵入すると、体内で抗体という武器ができて、これらを撃退します。
この仕組みを「免疫」と言います。
たとえるなら、国を守る軍隊や、外敵の侵入を防ぐ防衛軍に当たるものが、免疫機能です。
以下の図は、免疫機能のイメージ図です。
身体の免疫機能は、軍隊の働きに非常に似ています。
軍隊の働きと比較しながら、関節リウマチが起こるシステムを以下でご説明いたします。
上の図のように、本来国を守ってくれる仕組みが国を攻撃し、破壊するものへと変化してしまいます。
これを身体に置き換えると、以下の図のようになります。
現在、わかっている範囲では、上記のような仕組みで関節リウマチが発症すると考えられています。
ですので、自分自身を敵と見なす免疫の仕組みを上手にコントロールすることで、関節リウマチの症状もコントロールできるということがわかってきました。
リウマチの治療に関してなどは、次のページ以降でご説明していきます。