足関節捻挫後の運動療法

足関節の捻挫は治療の第一選択として、固定をすることが大前提です。

固定は捻挫の程度にもよりますが、包帯・ギプス・装具などの固定があります。

固定後は日常生活に支障がないように、またスポーツ選手ではスポーツ復帰を目的としたリハビリが必要になります。

きちっとしたリハビリを行わないと、捻挫後の後遺症が続き、いつまでも足の痛みが取れなくなることもあります。

そこで、どのようなリハビリ(運動療法)を行ったらよいのか以下で御説明していきます。

こういった運動が捻挫予防にもつながりますので、捻挫癖のある方もぜひ行ってみてください。

① 固定中に行う運動

以下の運動は、固定中でも行える運動です。

固定しているからリハビリが何もできないということはないので、

早期のスポーツ復帰の為、腫脹を軽減させる目的で行ってください。

②捻挫予防のための、足関節周囲の筋力トレーニング

この運動の開始時期は、靭帯損傷の程度にもよりますが、

目安として、固定期間が終了する2~3週間後に行うのが良いでしょう。

また、足関節捻挫で最も損傷しやすい前距腓靭帯は足首を伸ばすことで靭帯部分をひきのばすと言われています。

ですので、チューブ運動の中でも、一番上に御紹介している運動からスタートしていく事をお勧めします。

トレーニングのレベルアップに、以下の運動を御紹介します。

チューブの運動は座って行うので、足関節への負担は少ないです。

カーフレイズは立位で行うので、荷重がかかりトレーニングの負荷は必然的に上がります。

③可動域訓練にストレッチボードを

足関節捻挫後の後遺症に可動域制限などもあります。

可動域制限を起こさないためにも、早期よりストレッチを行うことをお勧めします。

この足の肢位は先程も述べたように、靭帯を伸ばす動きとは逆の動きですので、

比較的早い段階で行っても痛みが生じにくいので参考にしてみてください。

④バランス能力の再教育

トレーニングの段階で一番最後にとりいれるのが、以下の運動です。

それまでは、一番最初に御紹介した、タオルギャザーやビー玉つかみを行うトレーニングを徹底して行ってください。

なぜなら、捻挫した方が、荷重した状態で不安定なところにたつというのは非常に難しいことですし、

足関節への負担も大きいので、何か持つものが近くにあるところで行うと安全に行えるでしょう。

足の捻挫に対する運動療法を御紹介させていただきましたが、

スポーツ選手であればもちろん怪我している足関節以外の部位のトレーニングや、

心拍機能維持するために行うエアロバイクなどは固定をしたまま行えるので、是非並行して行ってください。

これらの患部のリハビリが終了すれば、あとはジャンプ動作や、8の字走のトレーニング、アジリティーのトレーニングをいった、

グランドで行うトレーニングへ移行し、実践復帰していくのが理想の流れです。

以上のトレーニングは、損傷程度などによって時期がそれぞれ異なります。

わからないことがあれば、お気軽にご相談ください。