大腿骨骨幹部疲労骨折は、その疾患の存在を念頭に置いて、
競技特性などと合わせて、患者さんの状態を見れば見逃すことなく、治療へと導くことのできる疾患です。
大腿骨骨幹部疲労骨折の初期は、レントゲンで異常が見つかりにくいのですが、
理学所見などで疑わしい場合には、再度レントゲン撮影を行うなどして確認を行う事が必要です。
大腿骨幹部疲労骨折であるとわかれば、治療はスポーツ中止が必要になります。
スポーツ中止は約4~6週間必要といわれており、
競技復帰は発症から2~3か月を要すると報告されています。
ランニングなどをよく行われる方で、大腿部の痛みがある方は、
早い目に整形外科を受診されることをお勧めいたします。
この疾患は早期に発見し、早期に治療を始めることが、早く治るポイントです!