強剛母趾の保存療法(足底板板療法)〜足の親指が反ると痛かったのを軽減できた症例〜

前のページでもご紹介した強剛母趾は母趾のMTP関節が反り返るような状態になると痛みが出ます。

裸足の状態で関節を見ただけでは、対処法がなかなか見いだせません。

そこで、普段はいておられる靴に着目して治療方法を考えてみました。

そういった例を以下でご紹介します。

〜症例1〜

65歳の女性です。

約1年前から歩くときに、蹴り返しの動作を行うと、母趾に痛みが生じ、歩くのがつらかったそうです。 

レントゲン写真で母趾MTP関節の状態をよく見ると、赤い丸で囲んだ部分に見られるように、関節の隙間が狭くなり、骨硬化像と呼ばれる関節症変化と思われる画像が見えました。

特に、右側は骨棘もはっきりと確認できました。

この方は、お出かけをなさる際に足が痛いので、履き心地のいい靴を選んでおられました。 

この靴は履き心地は非常にいいのですが、この方のように強剛母趾の方にとっては柔らかすぎて不向きな状態でした。

そこで、治療としては、硬いインソールをリハビリスタッフが靴に合わせて処方し、靴に入れて、靴底が固くなるような処置を行いました。 

こちらの写真が、インソールを入れた状態の靴です。 

インソールを入れることで、靴の底が反らなくなり、結果として母趾が反らなくなるので、強剛母趾の方の関節の痛みを軽減できるようになりました。 

その応用で、ほかの靴にも同様の処置を行うことにしました。 

硬いインソールを入れた後の靴です。 

インソールを入れることで、靴の底が反りにくくなり、母趾が反り返りにくくなるので、強剛母趾による痛みが軽減できました。

こういった靴に対する処置は、ご来院いただけば、すぐにできます。

オーダーメイドのインソールを作るためには時間がかかると思われがちで、
敬遠される方も多いかと思いますが、御来院時に靴をおもちいただければ20~30分でスタッフが御作りします。

また、値段も決して高価なものではありません。

足に痛みがあり、辛い思いをなさっておられる方は、ぜひご相談ください。