骨は生きている!

骨は、古い骨から新しい骨に変わるように、
常に新陳代謝を行っています。

これを「骨代謝」といいます。

「骨代謝」は骨の入れ替え、
建物に例えると、改築工事のようなものです。

古くなったビルは崩れないように長持ちさせるため、
定期的に壁を塗り替えたり、
セメントで補強するなど、
大工さんによって改築がなされています。

体を支えている骨も、
転倒しても簡単に骨折しないように強度を維持するため、
毎日少しずつ新しい骨に改築されていきます。

その強度を維持するため、毎日1gずつ新しい骨に作り替えられており、
3~5年ですべての骨が入れ替わるという代謝を繰り返しています。

よって、おおよそ1000日で、すべてのカルシウムが体の中で入れ替わっているといえます。

骨の大工さんには、古くもろくなった骨を溶かして取り除く破骨細胞」と、新しい骨を作る「骨芽細胞」がいます。

若年者と高齢者の骨代謝の違い

若いころは、破骨細胞の量は女性ホルモンによって抑制されているため、
つぶされる骨と、新しく作られる骨は改築前と同じ量(1000gr)が維持されて、強度が保たれています。

しかし、高齢者の場合、閉経を向かえ女性ホルモンが少なくなると、
破骨細胞は女性ホルモンによる抑制がなくなり、増えてくるため、つぶされる骨が多くなります。

よって、新しく作られる骨の量は少しずつ減少し、
1000grあったカルシウムの量が、極度に減少してしまい、
強度が弱くなり、折れやすい、骨粗鬆症の状態となります。

次のページでは、骨粗鬆症になると、どうして困るのか?についてご説明いたします。