生きている限り、何時までも若々しくありたいと、誰しも思うものです。
腰が曲がってしまったり、体型が変形してしまうと、見た目から、若々しさが失われてしまいます。
一般的に、そういうのは老化現象だから、しょうがないとあきらめてしまいがちです。
しかし、ちゃんと治療してあげることで、
腰が曲がったり、
体型が変形したりすることは防止できます!
このページでは、「骨粗鬆症」とは、どういう病気なのか、
御覧いただきたいと思います。
実は老化ではなく、骨粗鬆症という病気です!
年齢を重ねるごとに、以下のような現象が起こってきている方が、多くいらっしゃるかと思います。
ただ単に、老化だからと言って日々お過ごしの方もいらっしゃると思いますが、これこそが骨粗鬆症による現象です。
骨粗鬆症は、以前は老化だから仕方がないと言われていたことが、
骨粗鬆症が原因となって姿勢不良が生じてきていることがわかってました。
これは老化ではなく、骨粗鬆症という病気です。
ですので、治療を行うことで改善、予防ができます。
骨粗鬆症とは、骨が折れやすくなる病気です!
骨粗鬆症をわかりやすくご説明するために、ビル(骨粗鬆症)と例えてご説明していきたいと思います。
カルシウム量(セメント)が減ったり、骨質(鉄骨)が劣化(さび)した結果、
骨強度の低下(骨が折れやすくなる状態)が起こります。
以下の図は、骨の構造を建物に例えて説明しています。
では、実際の骨を見てみましょう。
左の上部の写真は、若い頃の椎骨です。
骨は、建物に例えると、セメントに当たるカルシウムと、
鉄骨に当たるコラーゲンから作られています。
若い頃の骨はカルシウムも充実しており、
コラーゲンも規則正しいつながりを保っているので、
構造的に強い衝撃に耐えることが出来ます。
下の写真は、高齢者の骨です。
見るからにスカスカになっているのがわかります。
カルシウムが抜けたような状態になって、
コラーゲンのつながりも一部が途切れてしまっているので、
しっかり体重を支えることができなくなっています。
このように、骨が弱くなると脊椎の圧迫骨折が起こりやすくなります。
布団の上げ下ろし、荷物を持つだけで骨折するようになるのです。
少しずつ脊椎がへしゃげてくることで、診療も低くなり、最初にご覧いただいたような不良姿勢になります。
骨粗鬆症の危険因子
骨粗鬆症の原因は、以下の表で示すように様々あります。
女性ホルモンとの関係が言われているため、閉経時期が関与している他、運動不足やアルコール多飲、
また外出せずに日光に当たらないことなども原因とされています。
二次性骨粗鬆症として、糖尿病やステロイド性骨粗鬆症があります。
糖尿病を長期に罹病していると、骨のコラーゲン繊維がさびてしまい、さびた鉄骨となりもろい骨となります。
また、他の病気でステロイドのお薬を長期間服用していると、骨粗鬆症を発症し、
転倒などの誘因なく骨折を起こすこともあります。
次のページでは、骨粗鬆症の起こす仕組みをご説明いたします。