熱中症は高温で多湿、日差しが強い日に多く発症するといわれています。
また、梅雨明けの蒸し暑い日など、
まだ体が熱さに順応できていない状況で発症しやすいので注意が必要です。
では、熱中症になってしまったときにどうしたらよいのでしょう?
熱中症の対処法について、このページでは見て頂きたいと思います。
前のページで見られた様な熱中症の症状が出た場合には、
周りの人が次のような対処をしましょう!
まずは、クーラーのきいている屋内や
木陰などの風通しの良い場所へ移動させます。
衣類を緩め、頭を低くして寝かせます。
意識があって、吐き気などがない場合には、
水分の補給をします。
ただ、汗と一緒にナトリウム塩が失われるので、
スポーツドリンクや食塩水(水1リットルに食塩2グラムを加える)を少しずつ補給します。
体を冷やして、上昇した体温を下げます。
体温を早く下げるためには、
氷嚢やアイスパックなどで、
動脈に近い場所(首筋、脇の下、足の付け根など)を
冷やします。
体に水をかけたり、団扇やタオルなどで
あおいであげるのも効果的です。
意識がなかったり、朦朧としている場合や、
吐き気がしたり、嘔吐がいられる場合には、
上記の応急処置をしながら、
救急車を呼び、病院へつれていきましょう。
一刻も早い対応が大切です!
少年野球や、サッカーなどの練習中、
指導者が飲料水補給のタイミングや量などを決めて守らせるケースが
多く見受けられます。
このようにするのも確かに一案ですが、
子供に自主的に補給水を飲ませてみると、
発汗量とほぼ同じ量を補給しています。
子供が自主的に水を飲む環境を作ってあげることは、
「自分自身で命を守る」ということにつながります。
大人はこういった点にも気をつけて
指導していってあげていただきたいと思います。