子どもさんから、大人まで、注射と聞くと、痛そうで誰でも嫌なものですね・・・。
そもそも、「痛み」とはすべての動物が本能的に回避しようとする侵害刺激です。
「注射は痛みを伴うのが当たり前!」という医師サイドの思い込みもあって、
患者さんにとっては医療機関への敷居が高くなる原因の一つになっている感があります。
ですから、いくら効果のある薬剤でも、注射が痛ければ患者さんに続けていただけません。
もしかすると、患者さんに「痛くて二度と受けたくない!」という印象を植え付けてしまう結果になるかもしれません。
注射の痛みに影響する因子は、以下のようなものがあると考えられます。
1.注射針の太さ、針先の鋭さ
2.注射部位
3.皮膚への刺入速度
4.患者さんの恐怖感(以前痛かったという経験)
5.薬剤の内容(アルカリ度が高いと痛い)
6.患者さんの痛みに対する感受性(性格・男女の違い)
上記、1~4に関しては、医療関係者サイドで改善できるものではないかと考えます。
そこで、当院では、「痛くない注射」を目指して、様々な工夫をしております。
以下の事項については、それぞれのリンクページで詳しく御説明しております。
どうぞ、各ページにて当院の取り組みを御覧ください。
注射の痛みに対する工夫
たかが注射と思われがちですが、注射を少しでも痛くないものにすることによって、
より効果のある治療ができるだけでなく、患者さんと医師側との信頼関係を築き、
よりよい治療を目指していくことも可能になるのではないかと思います。