いろんな動きをして、脳を活性化させましょう!(認知症編)

近年、様々な研究機関で、脳のトレーニングを行った効果が実証されていたり、
テレビ番組でも、認知症予防効果として、いろいろな運動が紹介されたりしています。

デイサービスきずなでも、グループエクササイズの中で、「脳トレーニング」と称して様々な運動をしています。

このページでは、いすに座りながらできる脳トレーニングのいくつかをご紹介していきたいと思います。

脳トレーニングは、どんな効果があるの?

デイサービスきずなで行っているグループエクササイズは転倒予防を目的に下肢筋力のトレーニングを行っています。

しかし、転倒する要因には、単に下肢の筋力の問題だけではなくて、
年齢を重ねるとともに、脳の情報処理能力が低下することも原因の一つであると考えられています。

脳のトレーニングとして、効果的だとされているのは、二つのことを同時にするという情報処理能力を養うことです。

携帯電話をかけながら歩くとか、
料理をするときなど、鍋を火にかけて火加減を見ながら、他の料理のための食材を切るなど、
同時進行で違うことを行うことが、脳にとって刺激となり、脳のトレーニングになるといわれています。

どれぐらいの時間、やればいいの?

グループエクササイズは、いろんな運動をした後で、30分程度行っています。

その中で、脳トレーニングとして行っている運動は5分ぐらいです。

例えば、魚の名前をあげながら足踏みをするとか、
足と手の同時じゃんけんをするとか、
すべて短時間で行える運動です。

集中して行うと、意外に疲れるものです。

なかなか覚えられないのに、ついて行けるかな?

最初のうちは、みなさんうまくいかないものです。

それでかまいません!

続けていくうちに、前回できなかった動きができるようになったり、思い浮かばなかった言葉がふと浮かんできたりします。

また、少々間違えても、周りも同じぐらい間違えているのだということに気がつくぐらいゆとりができます。

そうすると、笑いも生まれ、グループでエクササイズを行っていたとしても、
お互いに恥ずかしさが薄れてくるので、楽しくなってきます!

できなくてもいいのです!

慣れてくることが一番大切です!

以下で、実際にトレーニングをしている場面をご紹介します。

両手を使って左右違う動きをする

右手と左手の指の運動です。

左右違う動きをして、またそれを入れ替えることで、脳の情報処理能力を高めます。

応用として、キツネの形とウサギの形を手で作ることで、より複雑な指の動きをします。

動作に番号をつけ、言われた番号の動作を瞬時に行う

1の動作は、頭を触る、2の動作は肩を触る、3の動作は膝の上に手を置くといったように、数字と動きを覚えていただきます。

言われた数字の動作を行っていただきます。

だんだん、数字が増えてきて、行う動作も増えてくるので、難易度も上がってきます。

ボールを上に投げながら、手をたたく

最初は、両手でボールを投げるだけですが、次に投げたと同時に手をたたいてキャッチします。

だんだん複雑になって2回手をたたくや、足踏みをしながらボールを投げてさらに手をたたくといった具合に複雑化していきます。

色別キャッチボール

5~6人一組で行う運動です。

指定された色のボールを持っている方が、ボールを持っていない他の方にパスをします。

だんだんボールの数が増えてきて、ボールを持っていない方を探すのが難しくなってきます。

他にもいろいろな脳トレーニングを用意しています。

道具をいろいろ使ったり、同じ運動でも工夫をこらして飽きずに楽しんでいただけるようにしています。

楽しみながら、脳を活性化していきましょう!

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