2018年9月12日 / 最終更新日時 : 2018年9月12日 佐野古東整形外科 全身の疾患 関節リウマチの治療を 自己免疫の仕組みから考える 先のページで治療の変遷を御紹介しました。自己免疫の仕組みから治療を考えると、どの段階で対処するかによって治療の方法が変わってきます。生物学的製剤は自己免疫のどの部分に作用しているのかについて、このページの以下で御紹介します。 炎症物質の産生・誘導をしているスパイを見つけ出し、その作用を押さえます。 この場面で用いられる薬品は「生物学的製剤」といいます。今までの抗リウマチ薬は免疫の異常を修復することで、症状を改善する働きがありましたが、「生物学的製剤」は免疫異常を起こす根本を止めるので、関節破壊の進行を防ぎます。「生物学的製剤」はスパイを逮捕して、悪さをさせない警察のような働きをしています。 関連する参考資料 Facebooktwitter