健全な状態の膝
軟骨がすり減り
変形が始まった膝
変形が進んだ膝
上の図のように、膝の軟骨がすり減ったのが原因で、
膝が痛むのが変形性膝関節症です。
膝の軟骨は骨と骨が直接当たらないようにクッションの役目をしています。
ですので、軟骨が磨り減ると関節炎を起こしたり、骨が変形して痛みを生じます。
では、変形性膝関節症では、具体的にどんな症状が出てくるのでしょうか?
以下で具体的な各症状について見ていただきたいと思います。
上のグラフは、変形性膝関節症の患者さんが訴える主な症状です。
水色の部分は軽度の変形の方の訴えを、青の部分は中等度の方の訴えを表しています。
このグラフで、青い帯グラフの幅が多く見られるということは、
変形性膝関節症が進むほど、日常生活に問題が多く現れるということです。
中でも、階段の昇降時や歩行に最も問題が表れることがわかります。
逆に、夜間の痛みや、じっとしているときの痛みなどは少ないようです。
水色部分の軽度の方は、疲労感や重い感じ、立ち座り時の痛みなどが多いようです。
変形性膝関節症はどうやら、こういったところから問題が出てくるようですね。
次のページでは、
変形性膝関節症の初期症状について、
御覧頂きたいと思います。