ヒールカウンター上のエッジ部分が当たって痛い!

ヒールなどの靴を履いて、踵が痛くなることはありませんか?

また、靴の踵(ヒールカウンター)の部分が当たり、皮膚がめくれたりしていないのに、踵が痛いといったことはありませんか?

アキレス腱や踵の骨に器質的な問題がなくても、靴が原因で痛みが出る場合があります。

 

このページでは、実際に靴が原因で踵の痛みを引き起こしている症例をご紹介したいと思います。

28歳の女性です。

右踵の痛みを訴えて来院されました。

1ヶ月前より、営業で歩いていて痛くなったそうです。

以前から営業の仕事をされていて、初めて足が痛くなったそうです。

左の写真は初診時の外観です。

赤色矢印で示した部分が痛むところです。

左の写真は初診時のレントゲン画像です。

赤色矢印の部分に痛みがあります。

骨には特に異常はありません。

よくお話を聞いてみると、2ヶ月前に新しく靴を購入されたそうです。

購入した靴を履いたときだけ痛みが出るとのことでした。

左の写真は、問題の靴を実際に履いていただき、
確認したところです。

ヒールカウンター上のエッジ部分が
痛みを訴えている赤色矢印の部分に、当たっていることがわかりました。

対処の仕方として、踵にクッションを入れ痛い部分が当たらないように
処置を行いました。


40歳の女性です。

右踵の痛みを訴えて来院されました。

左の写真は初診時のものです。

赤色矢印で示した部分が痛むところです。

問診時に素足で歩いたり、つま先立ちをしたりしても、
痛みは全くありませんでした。

よくお話を聞いてみると、
仕事のため、2週間前に新しく買ったヒールを履きだしてから、
痛みが出現してきたとのことです。

新しく購入した靴を持ってきていただき、
履いていただいた写真が左です。

赤色矢印で示したヒールカウンター上のエッジが硬く、
アキレス腱部に食い込んで、強く圧迫していることがわかります。 

この場所で、靴よる圧迫が原因で靴擦れを起こしていました。

対処法としては、シューフィッターに依頼していただき、
靴の締め付け部分を緩めてもらうようにアドバイスをしました。

踵の痛みといっても、踵の骨そのものや、アキレス腱の痛み、踵の足底部分の痛みなど様々な痛みがあります。

今回、靴による踵の痛みの特徴は、骨やアキレス腱などに器質的な異常がないため、
靴を履きさえしなければ、つま先やジャンプをしても痛みを伴うことはありません。

踵が痛い場合に、靴を新調したなどの思い当たる原因がある場合は、
このページでご紹介した対処の仕方で、痛みは緩和されます。

運動時痛のない踵の痛みは、このページを参考にしてください。

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